枝折の径に花の萌ゆ

新人作家・中村汐里による雑記。

【美味】果汁滴るアップルパイ!青森土産の『気になるリンゴ』が本当に気になる

ブログの継続を習慣化させないとすぐサボることがよくわかった。

毎日更新は大変だなぁと感じている。他人事では困るのだが。

ネタがないことには書けないので、ここ数日自分が書けそうな話について考えていた。

その結果、おいしかった食べものや飲みものの紹介をしていくことにした。

今後も小説についての話、私自身についての話もしていくだろうが、食べもののことが一番書けそうだったので。

 

そういうわけで、今回は旦那が青森で買ってきてくれたお土産の『気になるリンゴ』について。

 

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気になるリンゴ

Twitterにもアップしたこの商品、ほんとうにおいしかった。家族で四等分にシェアしたが、正直独り占めしたいほどだった。

食べ終わった今、その味を思い出して感慨に浸っている。

だが切り分けた段階ですでに、これはおいしいだろうと確信を持っていた。

その理由は断面にある。画像を見てもらえば伝わるだろう。

 

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断面の様子

美しく整った断面に惚れ惚れする。私の切り方が丁寧だったことも否定はしない。だが、とにかく素材そのものが良いのだ。

薄いパイ生地はぼろぼろに崩れず、中のリンゴは丸ごとの重みがありながらもへたることなく自立している。上の隙間から少しだけ見えるリンゴの皮に張りがあるところから、そのみずみずしさがよくわかる。

それもそのはず。このリンゴは煮込まれているのではなく、生の状態でシロップ漬けにされているのだ。くったりするまで加熱したリンゴを使ったアップルパイは好物だが、煮ていないシロップ漬けのリンゴは初体験だった。

おいしいことには違いないが、どんな味と食感なのだろう。

そんな期待にときめきながら、私はざっくり切り分けたアップルパイを手で掴んで大きく齧った。ナイフとフォークはいらなかった。

私の脳裏には、小学生の頃に丸齧りがしたくてお小遣いで買ったリンゴの記憶が蘇っていた。

 

ひと口噛みしめて驚いた。リンゴが溜め込んでいた水分が口の中に一気に溢れてきたのだ。

アップルパイを食べて飲み物がほしくなることはある。だが逆に潤うのは初めてだ。リンゴそのものの水気と染み込んだシロップは、控えめな甘さと爽やかな香りを湛えて弾けるように口いっぱいに広がった。

生の果肉より柔らかいのにフレッシュで、アップルパイでありながらリンゴの果実そのものだった。齧り付いて正解だった。

『気になるリンゴ』の名の通り、パッケージの状態から興味をそそられる商品だったが、食べてみてさらに惹かれた。食感と丸ごと一個の満足度が高かった。

青森に出向く機会はそうそうないが、またそのうち物産展などで見かけたら家族の分と私の分を用意しようと思う。あのサイズを独り占めしてみたいので。

とてもおいしかった。ごちそうさまでした。

 

お店のサイトはこちら。

www.rag-s.com