枝折の径に花の萌ゆ

新人作家・中村汐里による雑記。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

駆け出す夏のプロローグ

帰りのバスを逃した。 次のバスまでは15分。 私はその場で黙って待てる性格ではない。ましてや日射しの下、日傘もないのに立っているなんてまっぴらだ。 15分でなにができる? 巡らせた思考は脳を一周する前に答えを導いた。すぐそばにある、昔なじみの店の…

「ワイルド」と「ハウスキーピング」の関係から見えるもの

先日、息子がトーストに豪快にかぶりつき、パンくずが盛大にまき散らされた。 その様子を見て、後片付けが面倒だなどと感じている最中にふとした考えがよぎった。 ワイルドな振る舞いと家事の相性は基本的にすこぶる悪い、と。 当たり前のことだろうとは思い…

なにを書こうかわからなくなっている

かなり長いこと更新をサボっている。 書くことがなくなったというわけでも、飽きてしまったわけでもない。 なにを書けばいいのかわからなくなってしまっている。 自分の中にある引き出しを探ればなにかは見つかるのだろうが、もうずっと頭にもやがかかってい…