枝折の径に花の萌ゆ

新人作家・中村汐里による雑記。

ゆるい主張

「ワイルド」と「ハウスキーピング」の関係から見えるもの

先日、息子がトーストに豪快にかぶりつき、パンくずが盛大にまき散らされた。 その様子を見て、後片付けが面倒だなどと感じている最中にふとした考えがよぎった。 ワイルドな振る舞いと家事の相性は基本的にすこぶる悪い、と。 当たり前のことだろうとは思い…

なにを書こうかわからなくなっている

かなり長いこと更新をサボっている。 書くことがなくなったというわけでも、飽きてしまったわけでもない。 なにを書けばいいのかわからなくなってしまっている。 自分の中にある引き出しを探ればなにかは見つかるのだろうが、もうずっと頭にもやがかかってい…

「信用」と「信頼」の違いとは

小学4年生の息子に「信頼」と「信用」ってどう違うの? と訊かれた。 曲がりなりにも作家を名乗っている以上、そういった質問には颯爽と答えてやるのが理想なのだが、残念なことに私では確固たる答えを導けなかった。 なので子ども向けの国語辞典で調べても…

【終末戦争】きのことたけのこと、それを遠巻きに眺める者

人々はなぜ争うのか―― 令和の時代になっても争いは止まない。争うことでは解決しないと知りつつも、それでも声を上げずにいられない人間たちを私は何人も見てきた。 今回のテーマとして取り上げる「きのこたけのこ戦争」は、数ある争いの中でももっとも激し…