枝折の径に花の萌ゆ

新人作家・中村汐里による雑記。

【日記】万年筆をいただきました

今日は創作の舞台裏を休んで日記を少々。

 

高校時代からの親友が出産で里帰りをしているので会いに行った。

出産祝いを渡すつもりで訪ねたところ、あちらでは私への出版祝いを用意してくれていた。

ありがたく頂戴して開けてみると、素敵なカラーの万年筆だった。


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万年筆はこれまで欲しいと思いつつもなかなか手に入れる機会がなかった。というより、その機を自ら見過ごしてきたのだった。

『殻割る音』が出版されたタイミングで買おうかと考えもしたのだが、書き文字があまり上手くないから……と二の足を踏んで買わずにいた。使う場面もあまりないかも、とも思っていた。

欲しいけど使いこなせないだろう……と消極的になり、気持ちに蓋をしていたところがあった。

けれど親友から贈ってもらったことで、俄然書く気が沸き起こってきている。字の練習もしようと思えてきた。

彼女はいつも私に前向きなやる気をもたらし、私の人生を彩ってくれる存在だ。

もう20年以上の付き合いになる親友には、昔も今も変わらずずっと感謝している。


彼女が里帰りを終えて自宅に戻ったら、この万年筆で手紙を書いて送ろうと思っている。

まずは万年筆の手入れを覚えるところから。毎日の楽しみがひとつ増えた。